交友関係が重要なフリーランス

フリーランスは文字通りフリーで(企業に雇用されずに)働く人たちだ。原則として上司にあたる人物がいないため、誰かから指示を受けて仕事をすることはない。
そんなフリーランスの人たちがどんな仕事の探し方をしているかというと、知人を介して仕事の話が持ちこまれるのが通例である。知人とは、会社員時代の同僚や同じフリーランスで働いている同業者がよくある例だろう。
仕事の経歴などを知っているので、「この仕事なら、あの人に頼めそうだ」と直接的・間接的に仕事の相談が来る。知人に対して仕事がないか相談することもある。このような紹介形式で仕事を見つけられるのは自分で営業活動をしなくてもいいというメリットがあるが、実績が少ない人や交友関係がせまい人はなかなか紹介されないデメリットもある。

フリーランスとして働くことを想定しているなら、自分の得意分野や業務経験(守秘義務に違反しない程度に書いたもの)を掲載したホームページを作成するとよいだろう。名刺やSNSにホームページのアドレスを掲載しておき、すぐに自分の詳細な情報を見てもらえるようにする。
ほとんどのフリーランスは会社員として経験を積んでから独立するのが一般的だが、独立前から先輩フリーランスと交流するなどして交友関係を広げておくと効果的だ。仕事のきっかけになる可能性や自分の仕事で困ったときに助けてもらえる可能性がある。
知識や経験が重要なフリーランスの活動だが、仕事を見つけたり順調にこなすためには交友関係がかなり大切だ。